鯛だけどあまり知られていない石鯛・黒鯛・金目鯛・甘鯛

日本にはイロイロな種類の鯛がいますが、多くの方に知られているのは真鯛ではないでしょうか。

しかし、日本にはもっと多くの鯛がいます。

石鯛や甘鯛、黒鯛、金目鯛などのややメジャーな鯛からへ鯛・連子鯛・あこう鯛などのマイナーな鯛もいます。

ここではやや有名な石鯛や黒鯛などを紹介していきます。



石鯛:釣りでは幻の魚、食べても美味い最高の魚

このシマシマの魚は石鯛と言って釣りの世界では幻の魚と言われています。磯によく居るのですが、引きが強く、その釣りの感覚を一度味わったら「また石鯛釣りたいなー」とクセになるほど魚です。

シマシマで可愛らしい魚ですが、歯が強力でサザエなどの貝を割って食べます。

この見た目は幼魚の時でオスは成長すると、体が濃い灰色になり、口先だけが真っ黒になります。その姿から口グロなんて呼ばれています。

小さい時はサンバソウなどとも呼ばれています。


この石鯛が有名な地域に神奈川県の小田原があります。磯に住んでおり、釣りで釣れる魚ですが、全国でも小田原は定置網に大量の石鯛がかかる不思議な地域です。

12月頃になるとトン単位で採れることもあり、この地域の定置網は珍しいです。


食べ方ですが、やはり冬の時期は脂がのっており最高です。刺身で食べると絶品で、あじポン酢も合います。この石鯛はできれば活け締めをして、血抜きの処理をし、冷蔵庫で1日は寝かしてから食べるとさらに脂が出てきます。私も活石鯛を買って来てから、血抜きと活け締めをして冷蔵庫で寝かしていました。



金目鯛:伊豆と千葉が有名!煮付けも湯引きもしゃぶしゃぶも最高の白身!

金目鯛は伊豆や千葉、神奈川県の三崎などで有名な魚です。

深海魚であるため、目が大きく透き通っています。他にもクロムツや目鯛も深海魚であり、同じように目が透明になっています。

伊豆大島付近では釣りをして取りますが、最初はこの背中の赤色が銀色であることも金目鯛の面白いポイントで、時間が経つと背中が赤色になっていきます。


特に美味しいと言われるのが、伊豆の下田の地金目と伊豆稲取の金目鯛です。この当たりでは脂ののった金目鯛が採れることもあり、稲取の金目鯛はブランドになっています。


食べ方は煮付けが美味しいのですが、湯引きや刺身でも最高です。特に冊にした状態で身が白く脂が乗っている金目鯛は美味しいです。金目鯛を冊で買う時は、色を良く見て刺しが入っているかどうかチェックすると美味しい物が選べます。

脂ののってない金目鯛は刺身より、しゃぶしゃぶの方が美味しいと思います。



黒鯛:釣りでの引きは最高!何でも食べる雑食魚

こちらも釣りの世界では、黒鯛やチヌなどと呼ばれており、有名です。

引きが強く、釣り人にとってはこの黒鯛を釣ることを目的にしている人もいるくらいです。

チヌは団子釣りといって、餌を団子で包んで隠して、底まで行かせ釣り上げる方法がメインです。

チヌは雑食であり、コーンやスイカなども食べると言われています。


味は、鯛に似ていますが、やや血合いが気になります。鯛に比べると、やや上品さには欠けます。しかし、その分値段が鯛よりも安く手に入ります。



甘鯛:塩焼きが最高!変わった顔をしているけど鯛です。

甘鯛は、見た目は鯛には見えませんが、鯛です。

特に塩焼きが美味しいと言われています。私も食べましたが、上品な味をしています。

スーパーや鮮魚店で他の魚よりも高い値段で食べられている理由がよくわかります。


この甘鯛が刺身で食べられるといいますが、今まで甘鯛の刺身は食べたことがありません。

一度は食べてみたい刺身です。


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